日々の暮らしの安定、
生きがいの源、
そしてこれからの暮らし方への想い…
全国と比べた沖縄の特徴や、
これからの地域社会に必要なことが見えてきました。
お金について
暮らしへの経済的な心配はありますか?


※引用した全国調査
内閣府「令和3年 度高齢者の日常生活・地域
社会への参加に関する調査」
沖縄の高齢者、家計のゆとりは全国より低め
家計に不安を感じず暮らせている人の割合は 59.5%(全国 67.7%)。
経済的な安定をどう支えるかが課題です。
生きがいについて
生きがいを感じていますか?


※引用した全国調査
内閣府「令和5年度 高齢者の住宅と生活環
境に関する調査」
※全国データとの比較のため、65歳以上のデータで集計しています
生きがいは全国よりも強く感じている!
「生きがいを十分感じている・多少感じている」
と答えた人は 82.7%(全国 76.3%)。
生きがいを感じるシーンは?(複数回答)
沖縄 | 全国 | |
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孫など家族との団らんの時 |
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友人や知人と食事、 雑談している時 |
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おいしい物を食べている時 |
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テレビを見たり、ラジオを 聞いている時 |
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趣味やスポーツに熱中 している時 |
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夫婦団らんの時 |
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仕事に打ち込んでいる時 |
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※引用した全国調査
内閣府「令和3年度 高齢者の日常生活・地域社会への参加に関する調査」
生きがいを感じるシーンの1位は「孫など家族との団らんの時」、2位は「友人や知人と会食、雑談をしている時」となり、家族・親族や友人との交流がその鍵になっています。
暮らしについて
あなたはもし、身体が弱ってきたら、どこで暮らしたいと思いますか?(複数回答)
居宅介護サービスを受け ながら現在の住居で暮らす |
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特別養護老人ホームなど 介護保険で入所できる施設 |
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高齢者向け住宅に入居する |
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子や親族に世話をしてもらい ながら現在の住居で暮らす |
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子や親族が住んでいる地域に 引っ越して世話をしてもらう |
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あなたは万一、治る見込みがない病気になった場合、 最期はどこで迎えたいですか。(単一回答)
1 位 . 自宅 |
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2 位 . 病院 |
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3 位 . 福祉施設特別養護老人ホーム・介護付きの |
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あなたはどこで最期を迎えたいかを考える際に、 重要だと思うことはなんですか。(複数回答)
1 位 . 家族等の負担に |
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2 位 . 自分の住み慣れた |
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3 位 . 体や心の苦痛なく |
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4 位 . 自分らしくいられること |
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5 位 . 経済的な負担が少ないこと |
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6 位 . 家族等との十分な時間を |
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7 位 . 不安がないこと |
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8 位 . 人間としての尊厳を保てること |
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9 位 . 信頼できる医師、看護師、 |
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10位. 医療・ケア等、その後どうなる |
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身体が弱ったときも、
自宅で暮らしたい
最期まで住み慣れた場所で過ごせることを希望する一方で、家族などへの負担がかからないことを気にする方も多く、自分らしく暮らしたい気持ちに配慮した“地域の支え”が重要になりそうです。
まとめ
沖縄の高齢者は、全国に比べて 生きがいを強く感じている 一方で、
家計の不安や、老後の暮らしへの課題 も見えてきました。
沖縄の高齢者が より安心して、より幸せに暮らせる社会 をつくるために、
私たち一人ひとりにできることを考えるきっかけになれば幸いです。
調査の概要
調査の目的 | 高齢者の経済生活、住宅、健康及び生活環境等に関する実態と意識を把握・分析し、今後の高齢社会対策の総合的な推進に資する基礎資料とすること |
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アンケート調査期間 | 令和6年11月 |
調査の対象 | 沖縄県内在住の満60歳以上の日本人男女(施設入所者は除く) 対象者数:4,000人(住民基本台帳を母集団とした無作為抽出法により選定) |
調査の項目 | ・経済生活 ・住宅 ・健康 ・生活環境 ・その他(生きがい、孤独・孤立、悩み・ストレスなど) |
調査の方法 | 郵送調査(オンライン回答併用) |
回収数・有効回答率 | 回収数:2,404件 有効回答率:59.4%(有効回答数:2,377件) |