株式会社office双葉

具体化進行中のプロジェクト

【取組テーマ：ゴミ出し＋見守り支援の仕組みづくり】
・ゴミ出しサポートから生活が変わったという事例から、自立した生活を継続するためのゴミ分別サポートサービスを検討中。
・ゴミ屋敷の片付けでは、ゴミ袋の下部が適切に分別されているケースが見られる。このことから、分別への意欲はあるものの、途中で気力を失ってしまう傾向が見て取れるため、分別サポートの有効性が期待できる。
・ただし、この有効性が必ずしもニーズに直結するとは限らず、高齢者へのヒヤリングやサポートの必要性に対する理解の浸透が課題。
・課題解決の一歩として、地域包括支援センターを通じた個別のアプローチを検討中。

高齢者フレンドリー社会へ

私たちOffice双葉は、特殊清掃、遺品整理、ゴミ屋敷の片付け・清掃を主に手がけています。高齢により社会から孤立したり、家族と離れて暮らす中でお一人で亡くなられた方の現場に携わるのは心苦しく、こうした孤独死を防ぐ方法はないかというのが本心です。
そんな中、高齢者のご家族から、定期的なコミュニケーションによる見守りサービスの相談を受けました。これは孤独死の防止につながると考え、週2回のゴミ分別を一緒に行うサービスを試験的に開始しました。その結果、「家に人が来る」ことが「きちんとしなければ」という意識を呼び起こし、社会性を維持する効果があることがわかりました。また、定期的な訪問を通じて「業者の人」から「知り合い」へと関係が変化し、散歩がてら事務所に立ち寄って一緒にお茶を飲みながらゆんたく（おしゃべり）を楽しむこともありました。
これらの経験から、亡くなった後に関わるサービスだけでなく、元気なうちに支援できるサービスの拡充を目指したいと考えています。

つながる、ひろがる

ご存命の方への生活支援を事業化するためには、ニーズの把握とサービスを必要とする利用者へのアプローチが不可欠です。この点において、地域包括支援センターの支援員と連携することで、効果的な情報を得られると考えています。
また、特殊清掃や遺品整理に関しては、ワーキング参加企業から後日連絡をいただき、業務提携を結ぶことができました。これにより、事業のさらなる広がりが期待できます。

未来のスケッチ

私たちの業務では、ゴミ処理が避けられない仕事ですが、数十年前に制定された法律や現代に合わない規制が壁となり、思うように進められないケースが多々あります。この壁を市町村と連携して少しずつでも緩和できれば、より利用者に寄り添ったサービスを展開できると考えています。
また、ゴミの分別支援などの高齢者向け生活支援サービスに、高校生や元気な高齢者を巻き込んで「地域で見守る」体制を築けたら素晴らしいと思います。例えば、高校生が部活動の資金集めを目的に参加し、高齢者の生活をサポートする仕組みです。高齢者にとって、孫世代の若者が支援に来ることは、私たち大人とは異なる活気や喜びをもたらし、良い効果を生むと期待しています。このような構想を広げ、より良い地域社会の実現を目指したいと思います。

企業情報

代表者名	比嘉　計
市町村	浦添市
主な業種	生活関連サービス業／娯楽業
関連業種	サービス業（他に分類されないもの）
住所	沖縄県浦添市伊祖４丁目２２番地９号１F
電話番号	0120-438-636
URL	https://www.officefutaba.com/